『お・お・き・く な・あ・れ』を見て下さった方が共通しておっしゃることがあります。
「一作目の最後に、風船がたくさん出てきて子どもたちは大喜び。でも2作目はどうなるの?と思っていた(感想より)」って。
『おおきくなあれ』には2つのおはなしがあって、1作品目はふうせんのお人形が主人公で、
最後に、みんなもあそぼうってたっくさんのふうせんを客席に降らします。
このシーンで子どもたち大喜び。
大人の皆さんは、そんな小さな人たちの様子をほほえましく眺めつつ
こんだけ散らかしてどう収拾をつけるんだろうって心配してくださるんですね。
もう1作品、後に控えていますから。
でも、大人の心配をよそに、小さな人たちは、ふうせんをすんなりと返してくれるんです。
「次への転換もふんわりスムーズ、子どもたちは「あとでね〜」と風船をきちんとお片づけ。えらいね。(感想より)」
「2作目はどうなるの?と思っていたら、子どもたちしっかり後片付けしていましたよ。」
あとでまた遊べるとわかっていると子どもたち、しっかり後片付けできるんですよね。
小さな人たちは、大人が思っている以上にしっかりと話を聞いていて、どうすべきかきちんと考えている。
そして、見通しをもって行動できる。
会場にいた大人みんなが目撃者。
『お・お・き・く な・あ・れ』という作品を通して小さな人たちに対する新しい発見がいっぱい、世界が広がる感じです。